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長井 均(ながい ひとし)

作家略歴

  • 1957年 石川県輪島市に生まれる。
  • 1972年 池端隆作に入門。
  • 1991年 輪島塗新作見本展市長賞受賞。
  • 以降グループ展個展多数。

横 顔

長井さんは下地塗りの職人としての確かな腕をベースとして、その下地に新たな光を当てました。それは形状を造りだすことに下地を使うことでした。輪島地の粉と糊漆を混ぜて作られる下地漆は泥のようなざらざらした質感をもっています。長井さんはその質感を生 かして、下地付け作業の最終工程で、椀木地をろくろでまわしながらヘラをあてて不規則 で不揃いな線を作り出します。長井さんはそれを”ヘラ目”と呼んでいます。

木製のぬりもの(漆器)は、”淑やか、健気”こんな言葉が似合う器だと思います。でも あまりつるつるだったり、艶やかだと現代生活に合わない感じがしてしまいます。長井さんの器は、漆器の概念を変えました。私生活では、マウンテンバイクを趣味とするスポー ツマンでもあります。

新潮社「ほんものの漆器買い方と使い方」P.24より

輪島地の粉を使う丁寧な下地仕事があるからこそ、輪島塗は丈夫だと言われる。

長井均さんはもともと、その技で堅牢な輪島塗を支えてきた下地職人の一人だった。自らの手で完成品を作り始めたのは30歳を過ぎてから。「今迄、人の目に触れることのなかった下地の技法を、少しだけ見てもらえるようなものを作ってるんです。」控え目に語る長 井さんの椀などの外側には、下地作業時にヘラでつけた筋目が見えている。やや曲がっていたり、間隔が不揃いだったり、線の盛り上がり方がちょっと違っていたり。ろくろの筋目ではないと主張するかのような、自由で伸びやかな線が器を取り巻いているのである。 とかく考え込む性質だと自他共に認める。何かに突き当たると金沢からの夜行バスを利用して東京へ。時間の許す限り展覧会などを巡って、その夜のバスで帰途につく。

長井さんの仕事風景へ

長井 均

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